イチゲイチヤクソウ(一花一薬草) [イチヤクソウ科]
241-12 イチヤクソウ科 イチゲイチヤクソウ属
1.イチゲイチヤクソウ ~Moneses uniflora ~
イチゲイチヤクソウ(一花一薬草)
花弁は5枚
撮 影 : ドロミテアルプス・カレッツア湖畔 2016. 7. 5
Memo: 北海道の亜高山帯針葉樹林の林床にまれに生える常緑多年草。北半球の高山・寒地には普通に生育するという。花期は7~8月。葉は根元にだけ付き、長さ0.5~1cmの葉柄がある。高さ5~10cm位の花茎の先端に1個の白い花を下向きに付ける。 絶滅危惧ⅠA類(CR)で、レッドデータリストに指定されている。
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ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草) [イチヤクソウ科]
241-11 イチヤクソウ科 イチヤクソウ属
1.ベニバナイチヤクソウ ~ Pyrola asarifolia subsp. incarnata ~
低木林の林縁に咲く ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)
15cm位の花茎の先に下向きの桃色の花を付ける 花冠は5深裂
撮 影 : 四阿山 2015. 6.24
Memo: 北海道、本州中部地方以北の山地帯~高山帯下部の草地や低木林の林縁などに生育する半寄生の多年草。花期は6~8月上旬。葉につやがある。葉の間から長さ15~25cm位の赤みを帯びた花茎を伸ばし総状花序をつける。花茎には広披針形の鱗片葉がある。花は桃色から濃桃色で8~15個位下向きに付ける。花冠は5深裂して広鐘形、萼片は5個離生し、長さは幅の2倍程度。
2.コバノイチヤクソウ ~ P. alpina ~
コバノイチヤクソウ(小葉の一薬草)
撮 影 : 1枚目:奥白根山 2013. 7. 6. 2~3枚目:御岳山 2011. 7.22.
Memo: 北海道、本州の中部地方以北の亜高山~高山帯下部の林床や林縁に生育する半寄生の多年草。葉につやがない。花期は7~8月。葉の間から高さ10~15cm位の茎を伸ばして総状花序をつける。花茎の先に3~7個の白色(赤色を帯びることもある)の花を下向きに付ける。花冠は広鐘形で先が5深裂する。萼片は5個で、先が尖った3角形になる。
3.マルバノイチヤクソウ ~ P. nephrophylla ~
マルバノイチヤクソウ(丸葉の一薬草)
葉はやや革質の偏円形 花は赤みがかった白色
撮 影 : 池の平湿原 2016. 7. 20.
Memo: 北海道、本州、四国、九州の山地帯~亜高山帯の林床や林縁に生育。花は革質で偏円形。花期は6~7月。葉の間から高さ15~20cm位の花茎を伸ばして総状花序をつける。花茎の先の方に白色でやや赤みをおびる花を下向きに5~10個位つける。花茎には鱗片葉が2~3個ある。花冠は広鐘形で先が5深裂する。萼片は5個で、3角状卵形で先はとがる。
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